雨の日は車カフェ日和!『muni coffee』千葉県白井市のカフェ

今回は千葉県白井市にあるカフェ「muni coffee」について、テイクアウトした感想をまとめさせていただきます。

雨ニモマケズ

夏の終わりの雨。ラパンの天井を叩くその音を聞いていると、なんとも言えない心地よい気分になれる。心の奥の、自分でもなんだか形の見えない黒ずみを雨音が洗い流していく。だから私は雨の日のお出かけが好きだ。

妻も同じ感覚をもっているので、私たち家族は雨の日にお出かけをすることが多い。たしかに子連れで濡れないように気をつかうのは大変だし、ただでさえ多い荷物を雨の中で持ち歩くのは辛い。だがそんなことは些細な問題だと思えるほどのリラックス効果が確実に車内には存在するのだ。

そんなわけでこの休日も私と妻とヒナ2羽はそろって鎌ヶ谷から国道464号線にのり、20キロほど東に離れた印西市の方までラパンを走らせていた

目的は雨に包まれながら車内で過ごすこと。コーヒーを片手に穏やかな時間を堪能したい。それならばせっかくのその一杯は、興味深い喫茶店のものであることが望ましい。

そんな思いで検索をかけると、白井市と印西市の狭間にひとつの面白そうな喫茶店があることがわかった。そこに掲載されていたお店の外観はかなり可愛く、テイクアウトも可能とのこと。一も二もなくこの店舗を目的地にすることにした私たちは、東北滞在の際に信頼を勝ちとったGoogleナビに案内されながら濡れたラパンに揺られていた。

小さいが見どころの多い店内

大通りの十字路に今回の喫茶店「muni coffee」はあった。しかし店舗敷地にある駐車場は実は隣のお花屋さんのもので、車を停められる場所は30メートルほど道沿いを離れたところにあるという。そこにラパンを停めて、私ひとりでコーヒーを買うため外に出た。

店内に入ると、自家焙煎をしているお店独特の香ばしい香りが顔面の中央に集まってきた。まずはアイスコーヒーとカフェオレを注文し、待っている間にじっくりとその空間を観察する。

8畳ほどのスペースに所狭しと並んだ機材やコーヒー豆。けれども雑然としているわけではなく、どこか画家のアトリエのような雰囲気を感じる。

店の奥には焙煎器があり、その前には4席のカウンターが。この時はお客さんがひとり座っていたのでその写真を撮ることが叶わなかったが、どうやら豆を煎る様子を見ながらコーヒーを飲めるようになっているようだ。ちなみに店外にも4人がけの丸テーブルがひとつある。

ふとレジ横の棚を見上げると、そこには表彰状が置かれていた。どうやら目の前でコーヒーを用意してくれている女性はドリップの技術を競うジャパンハンドドリップチャンピオンシップというものの2015年大会で優勝した方のようだ。思いもよらず日本一のコーヒーを飲める機会に巡りあえた。

右上に表彰状があることがわかる
自家焙煎のコーヒー豆も販売している
右側に焙煎器とカウンター席がある

自然に囲まれた駐車場で飲む

飲み物を手に入れた私はラパンに戻った。座席に着いて初めて気づいたが、この駐車場はぐるっと周りが自然に囲まれていて、雨が降っているとまるで石垣島など南の島にいるかのような気分にさせてくれるロケーションだ。

束の間の旅行気分を味わいながらコーヒーをひと口飲む。

なるほど、スッキリとして飲みやすい。のちに調べたところ、店主のコンセプトは「毎日飲んでも飽きない後味のいいコーヒー」らしく、たしかにその通りクセが少なく飲みやすさを重視した味になっていた。

仕方のないことだが子供たちはすぐに退屈しはじめるので、おもちゃで遊ばせたり映像を見せたりと工夫をする必要がある。しかし雨の中での車カフェはとてもリラックスできるのでオススメである。近くにお住まいの方はmuni coffeeの緑に囲まれた駐車場で、スッキリ飲みやすいコーヒーを堪能してみるのはいかがだろうか。

草木に囲まれた駐車場
まるで南の島のような雰囲気だ

店舗情報

住所:〒270-1415 千葉県白井市清戸719-4

公式HP:https://municoffee.base.shop/

駐車スペース4台分
営業時間11:00~17:00
定休日:月曜日、第2第4火曜日
新型コロナウイルス感染拡大等により、
営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
電話番号0474-04-8708
席数8席

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