今回は千葉県鎌ヶ谷市にある中華料理店「昇龍飯店」について、感想をまとめさせていただきます。
ひときわ目立つ真っ赤なお店
この日は平日。天気は雨。
普段ならばお昼は私が作るか、妻が作ってくれるのだが、この日は何となく外で食べたくなった。たまには下見をかねて行ったことのないお店を開拓しておかないと、休日に家族でお出かけする目的地のバリエーションが減ってしまう。だから私もこうしてひとりで食事をしにいく必要がある。実に寂しい限りだ。辛い。
こうしてひとりだけ美味しいものを食べに行きたかったわけではないことをわざとらしくアピールしたところで、今回のお店の紹介をする。『幅と思い出のあるレストラン』ぶりのひとり訪問ログなので妻もひなどりもラパンも登場しないことをご了承いただきたい。
中華料理店「昇龍飯店」は、いまから1年程前にできた新しいお店。ひときわ目を引く真っ赤な外装が特徴的だ。いつも行くスーパーへの通り道沿いにあり、気になっていたがなかなか一歩踏み出さない状態で時間だけが過ぎていた。
店外にはウッドデッキのテラス席もあり、晴れていれば太陽の下で料理を堪能することもできる。またそこには灰皿が置かれていることから喫煙も出来る。
外のスペースに夜のためのライトが多く設置されていることからも、元々は遅くまでオープンにお酒が飲めることが売りの居酒屋寄りスタンスで出店の計画をしていたことが伺える。しかし開店当初から忌々しきコロナ禍に突入したことにより、ランチやテイクアウトに力をいれて臨機応変に対応することとなったようだ。
テーブル席がメインの店内
もう13時を回っていたが、まだ多くのお客さんが出たり入ったりしていた。それでもまだまだキャパシティに余裕があるほど広い店内を、中国の方と思われるカタコトの店員さんがひとりで駆け回っている。
テーブル席がずらりと並んでいて、そのすべてに囲いがありちょうど良い閉鎖空間が作られていた。それがもともと設置してあったものなのか、後でつけたものなのかは店全体が新しいので判断できないが、コロナ禍の中では安心して外食しやすいタイプのお店だといえるだろう。
席についてメニューに目を通す。そこにはランチセットだけでも数多くの料理名が並んでいて、人間の優柔不断さを炙り出す仕組みになっていた。ここに限らず中華料理店はメニューが豊富なことが多く、シェフのレパートリーには驚かされる。私も家では家族のご飯を作る役割をもっているので、その記憶力を見習っていきたいものだ。
少し迷ったが、この日は大好物の青椒肉絲を食べることにした。さて注文も決まったし店員さんを呼ぶぞ、と思ってふと気付いた。呼び出しボタンがない。手を挙げても店内は広い上に全体が見渡しずらい構造になっていて、こちらから店員さんがどこにいるかも確認できない。あれ、どうやって呼ぶんだ!?
店員さんが見えるところまで来るのを待とうと思ったが、出て行くお客さんや入ってくるお客さんの対応で忙しそうだ。とはいえこちらも1時間という限られた休憩時間で来ているので仕方がない。店員さんの近くまでいって、注文お願いしますと直接呼ばせていただいた。
おかわりを我慢
注文の仕方には少し戸惑ったものの、青椒肉絲はすぐに届いた。安定の甘じょっぱいタレに絡んだ歯応えあるピーマンとたけのこ。家で自分が作るものよりも明らかに丁寧に切られた細切り肉。食欲がまともに写真を撮るひまも与えてくれず身体を突き動かした。
ご飯のおかわりが出来るとのことで気分が舞い上がったが、店内を探しても炊飯器は見当たらない。どうやら店員さんを呼んでお願いする必要があるようだった。先述の様子から、正直見えるところまでこちらから出向いて声をかけるのは面倒だったので、今回はおかわりしたい気持ちをぐっとこらえる。次は厨房入り口近くの席に座ることにしよう。
子連れのハードルというより…
こうしてあっという間にランチを平らげた私はお店をあとにした。お店は広いし座席は囲いのあるテーブルで良かったが、少し子連れにとっては通路が狭いように感じた。しかしそれ以上に子連れとか関係なく一般的なハードルが気になった。
料理は美味しい。でも入り組んだ店内にしているんだから、呼び出しボタンはつけようぜ。ここに家族を連れていくことはないかもしれないが、ひとりでまたお昼に来ようとは思う。席を選ぶ際は、厨房入り口近く、またはレジの近くがオススメだ。
店舗情報
住所:〒273-0125 千葉県鎌ケ谷市初富本町2-1-22
駐車スペース | 5台分 |
営業時間 | 11:00~15:00 17:00~23:00 新型コロナウイルス感染拡大等により、 営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。 ご来店時は事前に店舗にご確認ください。 |
電話番号 | 047-401-8823 |
席数 | 40席 |
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この記事を書いた人

ルリニコクみみみ。三児の父。音楽家。Webマーケター。28歳のときに第一子誕生。持病のある妻と子育てをするため、コロナ禍前から在宅で働きつつ共同子育てを実施。2021年から家族とのお出かけをブログに書き始める。現在は夫婦で子育てをしながら、ルリニコクというユニットとして活動中。特技は家庭料理とおむつ替え。