【実体験】子連れでラーメンを食べにいくときのコツと注意点を徹底解説!

小さな子どもがいても、みんなで美味しいラーメンを食べに行きたい!

そんな風に思ったのであれば、ぜひ実現しましょう。でも、子連れでラーメン店にいったら嫌がられるんじゃないか?子どもの食べられるものがないんじゃないか?ベビーカーで入れるのか?など、さまざまな不安もつきまとうことと思います

そこで今回は3人の子どもを連れてさまざまな外食を経験してきた私たち夫婦が、ラーメン店に行くときのコツや気をつけていることについて解説させていただきます。

子連れでお出かけしたい、と思うすべてのパパママのご参考になれれば幸いです!

「行けるお店」に行くこと!

まず最初に言っておきたいのは、小さな子連れの場合「行けるお店に行く」ことが大前提だということです。当然のことといえばその通りなのですが、カウンター席でかつ固定された椅子しかない小さなお店にベビーカーで入店するのは危険ですし迷惑です。

そのようなタイプのお店は、お家か車でひとりが子どもを見ながら交代で行くしかありません。みんなで一緒に食べることはあきらめましょう

勘違いしないでほしいのですが、お店はなにも悪くありません。どんな仕様になっていてもお店の自由ですし、迷惑な形態で来店する方が基本的には間違っています。こちらが臨機応変に対応するべきなのです。

お店や他のお客さんの迷惑にならないようにみんなで楽しむ。これが子連れ外食の基本となります。

できるだけ下見・下調べを
しておく!

子連れで外食、特にラーメンを食べに行く際には必ず、下見もしくは下調べをしておくことが大切です。この章ではその重要性や失敗談についてご説明させていただきます。

可能な限り、大人ひとりで
いちど下見に行っておく

できれば、家族みんなでお出かけする前にパパかママひとりで下見に行くことをオススメします。実際に店舗を子連れ親の目線で見ることで、みんなで来るときに何がネックになるか、どのように立ち回るべきかがわかるからです。

特にお仕事などで外に出ることの多いパパは下見に行きやすいのではないでしょうか。もし自分ひとりでは子連れ目線でうまくお店を見る自信がない、という場合は店内の写真を撮ってママに見せてあげてください

ただ、子連れお出かけで最も大切なのはパパの子育てスキルなので、なるべく子連れで行く場合のイメージができるようになった方がいいと思います。のちほどの章で子連れで行きやすいお店の特徴についてもまとめてあります。

子連れお出かけを楽しむために必要なスキルについてはこちらの記事にまとめておりますので、ぜひ合わせてご参考にしてください!

下見に行けない場合でも
下調べは必須

しかしお子さんが多くてなかなか下見に行くことができない、という方もいらっしゃるかと思います。我が家にも3人の子どもがおりますので、そんなにしばしば下見には行けません。

そのような場合は食べログなどの情報サイトからお店の内観写真をチェックして下調べをしておきましょう。ネットの情報でも十分、必要なことはわかるはずです。もし内観写真がない、もしくは足りなかった場合は口コミなどから情報を探りましょう。

どうしてもネットでわからないことがあれば、お店に電話するというのもひとつの手です。

私の失敗談

小さい頃ならばこのように気をつけることができますが、少し子どもが大きくなってくるとたまに油断して失敗してしまうこともあります

私は4歳の息子とよくふたりでラーメンを食べに行きます。息子はもうひとりで麺を食べられますので、初めてのお店でもだいたいは問題ありません。もし何かあっても私ひとりで臨機応変に対応できるだけの子育てスキルは培ってますし、ふたりで行く時だけはもうお店の下調べをしなくなっていました。

しかし先日、地元の鎌ヶ谷ではなくもっと都会にあるお店に行ったときのこと。あまり土地勘がない中でしたが、私はどうしても食べたい種類のラーメンがあったので息子と一緒に食べに行きました。

電車の中でふたりでラーメンのお話をしながら楽しく向かいましたが、お店についたとたん絶望することに。座席がカウンターのみで、かつ椅子が予想外に低かったのです。完全に子連れは想定されていない店舗でした。息子は平均的な身長よりもかなり小さめ。座ってみたらテーブルにアゴすらのらない状態となりました。

もはや隣に息子を座らせて私が一口ずつ食べさせてあげるしかありません。自分の食事が冷めないうちに食べながら、一口ずつ息子にも食べさせるという1歳児のとき以来のあの激務。それをカウンターの不安定な丸椅子に座らせながらやらざるを得なかったのです。私は椅子に座らずに立ちっぱなしで食べたり食べさせたりしていたので、だいぶ注目を集めておりました。

自分がもし当初から子育てに興味がなかったら、きっとこのような対応は無理だったでしょう。ちょっと想像したらゾッとします。子どもが少し大きくなったからといって、下調べは怠ってはいけません。猛反省です。

子連れで行きやすい
ラーメン店を見分ける方法

下見や下調べをするにしても、そもそもどのようなお店が子連れで行きやすいのかがわからない…という方もいらっしゃるかもしれません。そこでこの章では子連れで行きやすいラーメン店の特徴について解説していきます。

お子様メニューがある

ひとつめは最も大切な確認事項。お子様メニューがあるかないかをまずはチェックしておきましょう。実際に頼むか、頼まないかはまったく関係ありません。お子様メニューを用意してくれている店舗は確実に子連れ客を想定しているので、最初に確認しておくべきという話です。

つまりこちらがあれば、次に説明するテーブル席や子ども用の食器や椅子を用意してくれている可能性は非常に高く、子連れで行きやすいお店であるといえます。また経験上、個人店の場合は特にお店の方が子どもに優しいことが多いです。

しかしなかにはとりあえずお子様メニューを用意しただけで、その他の準備はまったくされていない、というお店もあります。また小学生以上の子どもだけを想定している場合もありますので、これだけで安心してはいけません。

テーブル席と
動かせる椅子がある

お店にテーブル席がなければ基本的には小さな子連れで行くことは難しいです。カウンター席には基本的に高さがありますので、小さなお子さんは座っても届きません。

さらに最近は新型コロナウイルス蔓延の影響で1人ずつ仕切られていることもあり、子どもの面倒を見ながら食事するのは非常に困難となります。(前述の私の失敗談でも、カウンター席は1人ずつ仕切られておりました…。)

なのでテーブル席があるお店を必ず選んでください。テーブル席もなるべく広いものが好ましいです。

さらに椅子についても、床に固定されたものしかない場合は難易度が上がります。小さな子どもは椅子を大人よりも押し込まなければなりません。もともと固定されているとテーブルと身体の間にスペースが大きく空いてしまい、食べ物をこぼしやすくなります

また0〜1歳半くらいのお子さんを連れて外食するときには、できるだけベビーカーをテーブルにつけて食べられる状況であることが好ましいです。椅子については写真で判断するのは難しいこともありますが、なるべく注意してよく見ておいたほうがいいです。

子ども用の食器・椅子がある

常に持ち歩いている方は問題ありませんが、そうでない場合は子ども用のお椀やスプーンなどの食器をお店で用意してくれるかどうかが重要になります。それに、こう言ってはなんですが、お店で用意していただけると洗い物が減って助かります

また使う方は、子ども用の椅子があると便利です。とくにお座敷席の場合、子どもは食べながら動き回る可能性があるので固定できる椅子が必要になってきます

ただこの点については実際にお店に行って聞かなければわからないことなので、初回はちゃんと持参したほうがいいかもしれません。車などに常に1セット常備しておき、もしお店に用意がなかった場合は対応できるようにしておきましょう。

ラーメン以外の
メニューがある

ラーメンは子どもにとってかなり濃い味付けです。お子様ラーメンとはいっても、基本的には量が少ないだけという内容です。多少薄めてあるものもありますが、コスト的に考えても多くの場合は専用のスープを別に作っているわけではないと思います。

濃い味のものを嫌がるお子さん、もしくは麺自体がまだ上手に食べられない・食べさせられないお子さんの場合は、なにか別のものを注文する必要があります

ラーメン以外にも餃子やミニ丼などのメニューがあるかどうかはあらかじめ確認しておきましょう。もしなかった場合は、行く前に子どもだけメインの食事をさせておく必要があります。

子連れでラーメン店を
楽しむ5つのコツ

それでは最後、子連れでラーメンを楽しむためにやっておくべきことや気をつけるべきことについてまとめさせていただきます。

子どものおむつは
事前に替えてから入店!

ラーメン店の多くには、おむつ替えコーナーがありません。子連れのお食事は最低でも1時間以上はかかりますので、途中でおむつがパンパンになって漏れてしまった、という惨事を防ぐためにもあらかじめおむつは替えておきましょう

駐車場の車の中で替えておくのがオススメです。歩きで来店する場合は家で、電車の場合は駅で替えておきましょう。また近くにおむつ替えコーナーのあるスーパーなどがある場合は寄っておくのもひとつの手です。

トイレでおむつ替えが
できるようにしておく!

しかしいくら事前におむつを替えていたとしても、途中でウンチをされてしまったらすぐに替えなければなりません。食事中にウンチの芳しい香りが漂うのは大いに萎えますし、他のお客さんにとっても非常に迷惑だからです。

だからといって、その場で替えてしまうのはマナー違反。お店としては嫌に決まっていますし、お店じゅうのお客さんに不快な思いをさせてしまうかもしれません。ご存知だとは思いますがおむつ替えのときは凄まじいニオイが漂いますので、絶対にやめてください。

ではどうするか。いちど駐車場に戻って車の中で替えてしまうのがベストですが、もしお車でなかった場合はトイレで替えなければなりません。普段からトイレでもおむつ替えができるように練習しておくことをオススメいたします。

なお、替え終わったおむつを入れるための消臭袋はかならず持参しておいてください。最悪、普通のビニール袋でもかなりニオイは防げます。そしておむつゴミは持ち帰りましょう

「お出かけファイル」などの
おもちゃを用意しておく!

子どもにとって外食は楽しいお出かけのひとつだとは思いますが、料理が届くまでの時間に退屈してしまうこともしばしばあります。大きな声で騒いだり泣いたりしてしまうとお店に迷惑がかかってしまいますので、必ず時間を潰せるようなおもちゃを用意してあげてください。

特に「お出かけファイル」のような、飽きづらいものがオススメです。またはスマホやタブレットなどで動画を見せてあげるのもいいと思います。ただし音量には注意してください。

成長に合わせたカスタマイズが可能なお出かけファイルの作り方をこちらの記事で解説していますので、ぜひ合わせてご参考にしてください!

子どものラーメンは
すぐに取り分ける!

ラーメンはこぼしたらとても熱い食べ物なので、他の外食よりも注意しなければなりません。どんぶりのままだと大きくて危ないので、子供用のラーメンがテーブルに届いたらすぐに取り分けて冷ましてあげましょう

またラーメンのどんぶりを子供の手の届かないところに置かなければなりません。テーブルがあまり広くない場合は、大人の分をあとで注文してしまうのも手です。先に子供だけ食べさせて、持ってきたおもちゃで遊んでいるときに食事しましょう。

なお、先に大人が食べるのはやめておいたほうがいいと思います。子供が自分だけ食べられない状態を嫌がって泣いてしまうと、他のお客さんに迷惑がかかります。ここはどんなにお腹が減っていても、先に子供に食べさせましょう。

ベビーカーを持っている場合はベルトをつけて座らせておけば、ラーメンまで手の届かない状態をつくることが可能です。この場合は親が食べさせてあげなければいけませんが、時間差で大人の分を頼むよりも楽だと思います。

エプロンは忘れずに!

こちらは基本になりますが、なるべく服を汚さないようにエプロンはかならず用意しておきましょう。店内で着替えなければならない状態になってしまうと少し大変です。

どんなに上手に食べられるようになったとしても、ラーメンはかなり汁が飛びます。普段汚さないから、と自信があってもいちおう、エプロンはつけた方がいいかと思います。

子連れにやさしい
チェーン店で練習しておく!

まず最初は、子連れOKとして売り出しているチェーンのラーメン店で練習するのがいいのではないかと思います。そのようなお店の例として、丸源や一蘭などが有名です。

子連れ客に対して対応がしっかりとマニュアル化されていますし、テーブルも広いことが多いです。またラーメン自体も美味しいと思います。

とくに全国チェーン店の「丸源」に関しては離乳食も店内で売っているほど子連れ集客に力をいれています。またこちらも全国チェーン店の「一蘭」も無料会員である「麺バー」になれば「子供向けラーメン(小学生未満対象)が大人1人につき5人分(5杯)まで無料」という凄まじいサービスを提供してくれています。テーブル席がある店舗かを確認して、ぜひ試してみてください!

まとめ.

今回は子連れでラーメンを食べに行くときのコツや注意点について、私たちが実体験から得た教訓をご説明させていただきました。ラーメン店に行く時は必ず下見および下調べをすることが大切で、「お子様メニューがあるかどうか」「テーブル席と動かせる椅子があるかどうか」「子供用の食器・椅子があるかどうか」「ラーメン以外のメニューがあるかどうか」を事前に確認してください。

また子連れでラーメンをより楽しむために、「おむつは事前に替えておく」「トイレでおむつ替えができるようにしておく」「おもちゃを必ず持参する」「こどものラーメンはすぐに取り分ける」「エプロンを忘れない」「チェーン店で練習しておく」といったことにも注意してみてください。

この記事を参考にしてお店やお客さん、自分たちに迷惑がかからないように工夫し、ぜひ家族全員でお出かけを楽しんでいただけたらと思います。

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