コントラスト強め!『らーめん寺子屋 久我』千葉県鎌ヶ谷市のラーメン店

今回は千葉県鎌ヶ谷市にあるラーメン店「らーめん寺子屋 久我」について、3人の子をもつ筆者が子連れ親の視点で思った感想をまとめさせていただきます。

ひっそりと佇むラーメン店

初富から北初富へと続く県道57号線・通称鎌ヶ谷松戸線。以前鎌ヶ谷市の公園巡り記事にてご紹介した、井の頭公園のような池が特徴的な公園「貝柄山公園」がある通りだ。その駐車場入り口に入る曲がり角あたりに、このお店はひっそりと佇んでいる。

その名は「らーめん寺子屋 久我」。営業時間が短いのか、いつも通るときはシャッターが閉まっている。そんな謎めいたお店、地元住民として気にならないわけがない。

しかしながら、決して大きいとはいえないラーメン店。子連れでワクワクしながら初見訪問して、「あれ!?カウンター席しかない」という突然の鬼モードをプレイするのは体力的にも厳しい。

そんなわけで、今回もまずは筆者ひとりでの下見訪問という形をとらせていただいた。子連れで行った場合の視点をメインに感想を書かせていただくので、是非ご参考にしていただけたら幸いだ。

トロピカルなテーブル席

店内に入ると、まず目に飛び込んできたのは厨房を仕切るように並んだカウンター席。そして右を向くと、しっかりとテーブル席があることも確認できた。これだけでも子連れお出かけで訪れた場合のハードルがひとつ下がることになる。

そしてその座席は、通路側が移動できる普通の椅子になっている。通路の幅から考えて、ベビーカーをつけることも可能だろう

しかしそれよりも気になったのは、テーブルの柄。なんと、ハイビスカスなどの南国の花が描かれたトロピカル仕様だったのだ。ラーメン店で、名前が寺子屋。かなり和風な店構えだったことも相まってか、かなりの違和感(いい意味で)を感じる。面白い

しかも黒地に赤や黄色のトロピカル柄なので、かなりカッコいい。

ここ、座りてぇ…。そう思ったが、今回はひとりなので泣く泣くカウンター席に腰掛けることにした。

なんだか改めて見ると、店内のテーブル側はなぜかエスニック風にデザインされている。
今回はカウンターに座ることに。こっち側は、純和風といった感じだ。

超手作り感のあるメニュー

さて注文は何にしようか、とメニューをとる。するとここにも驚きが隠されていた。

なんだ、この手作り感は!おそらく手書きで書かれたメニューのパーツを、なんらかの柄の上に乗せてコピーしている。なんだか色々と不思議な配置がされているし、もともと背景になんの柄が描かれていたのかかなり気になるぞ。そして案外ラーメンのバリエーションが多い

それに比べて、飲み物はビールとノンアルビールとコーラのみ。逆じゃね?という感情が頭をよぎる。面白い。メニューの色合いのコントラストを見ていると、とあるひとつの仮説に辿り着いた。

このお店、ギャップを売りにしている!?

和風かと思えば店内の片面はエスニック風。手書きでシンプルなメニューかと思えばバリエーションは豊か。かと思えばドリンクは3種類のみ。すべてにおいてコントラストが強い

そして真ん中に書かれた「特 ことぶき」とは何のことなのだろう。

かなり謎めいてきたが、解決の目処はたたないので注文を選ぶことに集中する。初めてなのでオーソドックスな「ら〜めん」と「ミニちゃーしゅう丼」を頼んで着丼を待つことにした。

あっさりで優しい中華そば

しばらく待っていると、目の前におぼんに乗った注文品が届いた。

「ら〜めん」の内容は、思っていた3倍ほどシンプル。昔ながらの中華そば、といった見た目で、透き通ったスープの中で泳いでいる麺や具材はさながら南国の魚たちのようだ

スープを一口すすると、あっさりとした旨味が身体に染み入っていく。やさしい。こってりとは正反対の芸術品がそこにはあった。さらに上にのったカイワレダイコンがこの醤油スープにぴったり合う。

麺は少し細めだがおそらく通常麺の様子。ちょうどいい。このラーメン、お酒を飲んだあとのシメに食べたい味だ。ザ・あっさり。こういうラーメンが地元にあるというのも特なものだ。

そう思いながら「ミニちゃーしゅう丼」にも手をかける。するとこちらは、割とこってり。なんと。こんなところにもコントラストの強さが出ているとは。さすがギャップのお店だ。

まるで透明度の高い海水を海の生き物たちが泳いでいるような鶏ガラ醤油スープ。
ミニちゃーしゅう丼はコッテリめ。うまい。

子連れハードルは
たぶん”ノーマル”

今回いただいた「ら〜めん」はあっさりしていて子供にもピッタリだと思う。しかしご覧いただいたように当初からお子様向けとして用意されたメニューはないので注意が必要だ。子連れの際は大人とラーメンをシェアするか、ミニ丼やおつまみなどを食べさせるのがいいだろう。

来店に関しては、テーブル席が空いていれば問題ないと思う。椅子も移動できるので、ベビーカーをつけることも可能だ。駐車場はお店の目の前に2台分あるので、店内への移動も容易だろう。

ちなみにこちらの店舗、平日の夜営業は22時までとのこと。案外遅くまでやっているようだ。ひと呑みしたあとのシメのラーメンとしてもオススメである。

最新(2022年12月時点)の営業情報。昼間は短めだが、夜は長い様子。

店舗情報

【らーめん寺子屋 久我】

住所:〒273-0125 千葉県鎌ケ谷市初富本町2丁目19−2

駐車場お店の前に2台分
営業時間【月・木・金】
11:30~14:15
(L.O.14:00) 

18:00~22:00
(L.O.21:15)

【土・日・祝】
11:30~15:00
 (L.O.14:30)

【定休日】
火曜・水曜
電話番号047-441-8343
席数17席

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