カスタマイズ可能な”お出かけファイル”をダイソー商品だけで作ってみた!

子連れお出かけを楽しむうえで欠かせないもの。

それは…子供のおもちゃですよね!

外食でレストランにいったときや、車での移動中など、お出かけ時には子供の「退屈」がどうしてもつきまといます。じっとしていなければならないタイミングが多いですからね…。しかも、おもちゃをわたしてもすぐに飽きてしまったりします。泣

だから、子連れお出かけはかなり体力を使います。それでも、子供はお外に遊びにいきたい!もちろん、家族でのお出かけはママやパパにとっても大切なリフレッシュタイムであるべきです。

そこで今回は「全然子供が飽きない!」と話題のお出かけファイルについて、100円ショップ・ダイソーに売っている商品だけで実際に作ってみました!さらに私は効果を高めるために、カスタマイズ可能な仕様にしています

使用した材料や作り方なども掲載しております。子連れお出かけでのちょっとした待ち時間などに活用できますので、ぜひご参考にしてみてください!

「お出かけファイル」とは?

お出かけファイルとは、外出をするときに使うおもちゃがいっぱいついたファイルのこと。開けたら好きなおもちゃが出てくるというサプライズ要素にまず子供は心わしづかみ!さらにマグネットやホワイトボードなどリトライが可能な遊びがくっついていることによって、半永久的に子供がハマり続けるという麻薬のようなおもちゃです。

100円ショップの商品でつくれることから、成長に合わせて作り直すことも可能。簡単に作れますので、壊れたって悲しくなりません。

ただ、今回私は「マジックテープで入れ替え可能な仕様にしてみたら、もっと効果が持続するのでは?」という素朴な疑問から、カスタマイズ可能なお出かけファイルを作ることにしてみました。

カスタム式お出かけファイル
のコンセプト

自分だったら楽しい、
を詰め込むことに

私はなるべく安く作ることよりも、「自分だったら楽しい」と思えるおもちゃを詰め込むことに重きをおいてみました。より長く楽しめるうえに知育にも繋がりそうなファイルをつくり、家族みんなでのお出かけがより有意義なものになるように工夫してみようと思ったのです。

よって製作費はなんと税抜き1,800円。さらに我が家には手遊びするヒナが2羽おりますので、1,800円×ふたつ分。(1羽は赤ちゃんなので除外)

まあまあしましたね…。でも、これでふたりがおとなしく楽しく遊んでくれるのであれば安いものです!

マジックテープで
入れ替え可能に

何度もいうように、今回は「カスタマイズ可能」というところが一番重要なポイントです。ダイソーにはマジックテープも売っていますので、それを貼ることで取り外しができるようにしてみようと考えました。

買ってみて初めて知ったのですが、ダイソーのマジックテープって結構強力なんです。だから子供がバラバラにしづらく、親が入れ替えたまま遊んでくれる。バラバラにしてしまったらせっかくのファイル要素がなくなってしまいますからね!個人的には嬉しい予想外でした。

材料のご紹介

それではさっそく、今回の材料についてご紹介していきましょう!

プリント電卓

まずは電卓。ダイソーはこんなものも100円で売ってくれます。デニム柄にしたことに特別な理由はありませんが、なんとなく男の子っぽいですね。

一応ボタン電池と太陽光のダブル電力システムのようです。ただ、私にはこの仕組みがよくわかりません

まあ、使えなくなったら買い直しましょう。

Mascot Keychain

なんとなくぶら下がりがほしかったので、ぬいぐるみのキーホルダーをつけてみることに。見栄えや統一性よりも、子供の食いつきを重視します。それにしてもこのパイナップル、なんだか可愛いですね。

PVCブリーフケース

他の記事を参考にしたところ、お出かけファイルのリングにパンチで穴を開けたクリアファイルをつけシールやマグネットを入れている様子がお見受けできました。そこで私はあえてセオリーから外れ、お化粧品用のブリーフケースをマジックテープでつけることに。

これによってファイルのリングは特に意味のない物体と化してしまったのですが、こちらのほうが立体的で子供的にはお片付けしやすいのではないかと考えた結果です。というのもうちの子はちょっとお片付けが苦手だから。

もう少し大きくなったらクリアファイルに切り替えることにします。

なんせ、カスタマイズ可能なので!

2リングファイル
A4サイズ

土台となるファイルはこちら。コンパクトなB5サイズも魅力的でしたが、よりおもちゃを設置しやすく、より大ぶりに遊べるであろうA4サイズにすることにしました。

前述のとおり、現段階のバージョンでは中央にあるリングはただの邪魔な物体と化しております。

ホワイトボードマグネット式

お出かけファイル海賊団の真打ち登場!

これさえあれば、子供は勝手に循環します。といっても過言でない遊び道具、ホワイトボードです。お絵描きをしては消し、また描いては消し。諸行無常の極みともいえるその作業が、あなたのお子さんを大人にしていきます。

マグネット遊びもこの上でできるので、こちらはお出かけファイルから外すことはないでしょう。シール式になったマジックが消せるお絵描きシートと迷いましたが、やはりふたつの遊びを同時にできるという点でこちらの商品に軍配があがっております。

そろばん

ん?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぶっちゃけそろばんって子供にとってめちゃめちゃ楽しいおもちゃだと思いませんか

私は昔そろばんをやっていましたが、おもちゃとして遊ぶと大人にこっぴどく怒られたものです。でも、いいじゃありませんか。物心ついてから使い方を教えればいいのです。そろばん愛好家の方には怒られるでしょうけど。

とりあえず、玉が動くという要素だけでも面白いのに、それが横にずらっと並んでいるという麻薬的デザイン。これは外せない!ということで今回はお出かけファイルのレギュラーの座を勝ち取ることとなりました。

いまなんじかな?

こちらの写真。右下が汚いのは、ダイソーで買った帰りに子供たちが欲しがりすぎて気が狂っていたので、仕方なくフライングゲットさせてあげたせいです。

記事の写真<子供の欲望。これぞ、子連れお出かけ情報サイトの鏡だと思っていただけたら幸いです。ごめんなさい。

ちなみに、本当はこういうおもちゃチックなものではない「ガチの時計」をつけてあげたかったのですが、文字盤をいじれるようにするためには時計のカバーを外さなくてはならず。そして到底無事に外せる気がしなかったのでこちらの商品にいたしました。

マグネット付き寿司 玉子

大和男、大和撫子の玩具ということなので、シンプルに寿司。マグネットのミニチュアシリーズは結構種類があるので、いろいろとお好みに合わせて選んでみるといいと思います!

こういったミニチュアは可愛いうえにモノの存在や名前、形を学ぶことにもなるので重宝します。マグロとかもありますが、まだ子供たちは玉子しか食べられないのでこちらを選択しました。

シリコーンマグネット

こちらもマグネットです。あまりに可愛かったのでこちらも選択。ほかにもクマちゃんがいた気がします。

シリコン製なので、子供的には感触の違いも楽しめていいかなと思いました。

手先トレーニング くつひも

こちらは妻が見つけた、なんだかオーガニックな雰囲気を感じるおもちゃ。最初はいったい何なのかさっぱりわからなかったのですが、

こちらは靴紐の結び方を覚えられる知育おもちゃでした。今回はこちらも選択式でつけられるようにします。

なお、オーガニックなのはパッケージの雰囲気だけでした。

miniホワイトボード消し

先ほどご紹介したホワイトボードに付属する黒マーカー。こちらのキャップ部分には、もちろんボード消しがついています。

でも、せっかくホワイトボードがあるのですから、もっとそれっぽいものが欲しいじゃないですか。ということで別にこのホワイトボード消しを追加。

本当はリング部分につけてバラバラにならないようにしたかったのですが、チェーンの長さ的にそれは断念。後日、ヒモなどをつけてリングと繋げてみます

ファスナーテープ
接着タイプ

こちらはおもちゃを接着させるためのアイテム。今回は正方形のファスナーテープを4つ、長細いタイプを3つ使用します。

強力ファスナーテープ
強粘着シールタイプ

どうして正方形のファスナーテープが8つじゃないのかというと、初めて買うものだからあまりひとつの商品だけに頼りたくなかったから。ということにしておきます。本当はちょっと買う時ボケていて、枚数を間違えました。

ちなみに先ほどの正方形のものも、こちらの商品も、どちらも同じくらい強力に貼り付いてくれます。とても優秀なアイテムなので、必要になった際はオススメです。

作り方をご紹介!

それではいよいよ、作り方をご説明していきます!とはいっても、これらのおもちゃたちをファイルにファスナーテープをつけて貼っていくだけなんですけどね!

最初にファスナーテープのもふもふの部分をファイルに貼っていきます。ギザギザの方をこっちに貼ると、服などに引っ付いてしまって全体的に汚くなりそうですし、腕に引っかかって遊ぶときにストレスになりそうだからです。

ちなみに上の写真は貼る前に配置を決めている様子。結局右半分は変更することにしました。

ファイルにファスナーテープのふわふわのほうをつけたら、次は各おもちゃにギザギザの綿を接着していきます。なおホワイトボードに関してはあまり取り外しをするつもりがなかったので、接着面の狭い長細いタイプの方を使用しています。

ずれないように、もふもふの方をこっちにつけてからファイルに貼り付けるのもあり。

次にブリーフケースにファスナーテープのギザギザ面をつけます。あまり目立たせたくなかったのでこちらも細長いタイプにしました。

このふたつをつけた状態だとこんな感じ。もうすでに、なんか楽しそう。

時計にはべったりとギザ面シールを貼り付け。ちょっとべったりしすぎて取り外すのが大変になってしまったので、面倒がらずに真ん中の部分などをカットしてファスナーへの接着面を少なくした方がいいと思われます。

上に同じ。横着は後悔のもとです。

でも子供が遊んでいても簡単に外れないほうがストレスが少ないのではないかという考え方もあります。だからいいんです。

時計に貼ったギザ面テープの余りがあったのでくつひもトレーニングのおもちゃに付けました。このぐらいがちょうどいいと思われます。

しかし、こちらのおもちゃはフェルト製だったので取り外し時にギザ面テープごと取れてしまうことも…。よく素材を確認してから買いましょう!

そろばんは裏面の段差が大きかったので、同じくダイソーで買った両面テープを緩衝材として貼って、その上からギザ面テープを施しました。

甘んじて緩衝材となることを受け入れたダイソーの両面テープ
彼の犠牲のおかげでこのようにしっかりめにギザ面テープが貼れました。

なお、購入するのはすべて正方形のファスナーテープでいいと思います。

だって細いのが欲しければ切れば良いのですから。

さて、ということで諸々仕込み終えたので、ファイルに貼ってみました。

注意する点としては、ちゃんと無理なく閉じるように配置を工夫するところです。ちなみにそろばんとブリーフケースはどちらも分厚いからちゃんと閉じるのか不安に思われているかもしれませんが…。

大丈夫です。閉じます。

若干ブリーフケースがむにゅっとなりますが、自然に閉じてます。

ちなみにパイナップルをつけるとこんな感じ。

そして、閉じなくなりました。いらなかったか…パイナップル。

ホワイトボードにつけられる子たち。マグネットはどんどん買い足していこうかなと思います。個人的には寿司のシリーズが欲しいですけどね。

ほら、自然に閉じております。これが我が家のお出かけファイル。

このあと、長女の分も同じように作る予定です。うちではなんでも兄妹でまったく同じ内容にしないと、すぐ取り合って大げんかが始まるのでバリエーションを分けられません。

他にも
こんなお出かけファイルが!

最後に、Twitterで発見したみなさまのお出かけファイルについてご紹介させていただきます。ちゃんとリングは活用するべきですね…。我が家のファイルも、早くバージョン2.0にアップデートしなければなりません。

ダイソーのシールブックをファイリング。私のつくったファイルはリングに挟むものがゼロの状態ですので、このアイディアはぜひご参考にさせていただきます。ちなみに長男も長女も、ダイソーのこのシールブックシリーズは超絶大好きです。

https://twitter.com/8yulnl021rXAssg/status/1558458631208972288

カード入れやティッシュ入れといった、お子さんの好きなものをピンポイントで取り入れたファイル。おもちゃでないものもファイルに取り入れていくのも面白いですね!我が家では子供たちに合わせてそれぞれの好きなものを入れても、取り合い戦争になってしまう可能性がありますが…。

ファスナーも面白いですね!子供にとってはまるで魔法のように不思議な存在ですから、遊びとしてじっくり触れるとはなんて素晴らしい機会。バージョン2.0にはファスナーも取り入れていきたいと思います。

まとめ

今回は巷で有名な「お出かけファイル」について、実際に作りながら解説させていただきました。個人的には自分の子供の反応を楽しみにしながら作れたことこそが、このファイル作りの本質的な意味さだと感じました。

というのも、やはりお出かけにおいて子供が騒ぐというのは親にとってストレスなもの。そこをなんとか楽にするためのツール、として作り始めたはずのお出かけファイルが、いつの間にか子供のためのプレゼントとなっていたのです。

おかげでこのお出かけファイルを見るたびに、そのときの気持ちを思い出すようになりました。これが真髄なのでしょう。考えた方、すごいです。
※ちなみに考案された方は乳幼児教育アドバイザーの杉山愛さんだそうです。

注意するポイントとしては、ファイルとしての要素を活かすこと。笑

これができていないのは知る限り私だけでしたが、シールブックなどをパンチで穴あけして挟んでおくのがいいと思われます。

またこれも基本ですが、沢山のおもちゃを入れたい気持ちに負けず、ちゃんとファイルが閉じるような制作計画をすること。パイナップルのキーホルダーは完全に蛇足でした。

あと、入れ替えを可能にするためにファスナーテープを使うのであれば、テープを貼る範囲について絞ったほうが良さそうです。あまり面が広すぎると、取り外しにかなり力が必要になってしまいます。

おもちゃの素材についても確認が必要です。今回の「手先トレーニング くつひも」のようなフェルト素材ですと、両面テープが剥がれてファスナーがとれてしまいます。

SNSでお出かけファイルについて調査すると、ダイソーではなくセリアで材料をそろえたり、知育パズルをファイリングしたり、おもちゃ入れとしても利用したり、おもちゃ以外のお気に入りのアイテムを入れたり、ファスナーを入れたりとさまざまなアイディアがみられました。

このようなご自身のアイディアによって、ぜひお子さんを喜ばせてあげられるような独自のお出かけファイルを作ってみてくださいね!私のファイルも誰かのご参考になれれば幸いです。

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