リゾート気分のランチタイム『ぜんなみ』千葉県鎌ヶ谷市のレストラン

今回は千葉県鎌ヶ谷市にあるレストラン「ぜんなみ」について、子連れで行った感想をまとめさせていただきます。

気になっていたお店

今回の舞台となる「ぜんなみ」は鎌ヶ谷のダウンタウンにほど近い。鎌ヶ谷の公園巡りをしたときにご紹介した「鎌ヶ谷市営陸上競技場」のすぐ近くにあり、周りにあまり建物がないこともあってか、木でできた可愛らしい外観がひときわ視線を鷲掴んでくる。

国道に出る道沿いにあって普段から目にすることも多く、以前からずいぶんと気になる存在であった。しかし夕方頃に見かけるといつも営業している雰囲気はなく、ふらっと立ち寄ることは出来ないまま月日が流れていたのだ。

今回はそんな「ぜんなみ」に行ってみたいと思い、事前に営業時間を調べてラパンに乗り込んだ。

まるでリゾート地の
レストラン

まるでスキー場のコテージのようなドアを開けて中に入ると、広い空間が広がっていた。一部カウンター式になっていてレトロな喫茶店のような雰囲気もありつつ、スペースの大きい部分にはテーブル席がゆとりのある間隔で置かれていて、外国のレストランのような感覚も受ける。

地元にいるにもかかわらず、まるでリゾート地で食事をするかのような気分だ

店内には奥行きがあった

お店のおばちゃんは私たちが子連れなのを見ると、当たり前のように8人用の大きなテーブル席を用意してくれた。お気遣いに感謝しつつ、ヒナ達を椅子にのせる。

まだ11時を少し過ぎたくらいの時間だったので店内にはほとんどお客さんはおらず、奥の大きな丸テーブルにひとりご老人が座っているだけであった。カウンターや二人用テーブルもあるのに、どうしてこんな大きな場所に座っているんだろう。そんな疑問をもったが、これ後ほど思わぬ形で納得することとなる。

「花」と「木」の
日替わりランチ

メニューはシンプルに一枚裏表式。内容的にはやっぱり喫茶店寄りのようにも思える。日替わりランチの「花コース」「木コース」というのがあまりにも気になったので、夫婦でそれぞれ頼んでみることにした。

内容を聞いてみると、この日の「花」は海老フライ、「木」は唐揚げとのこと。唐揚げと聞いた妻は「そっち!」と即答したので、私は海老フライの方にすることに。

ヒナたちにはとりあえずホットケーキをふたりでひとつだけ。朝ごはんを食べているふたりにとっては時間が微妙なこともあり、どれくらい食べるのかが読めないからだ。残すことはいまお腹を空かせている全ての人々とお店に失礼だし、お金も無駄になるので、私たちは子供の食べる量が予測できない時はいつも追加式にしている。これもまた子連れ外食テクニックのひとつだ。

登場のしかたが予想外

ありがたいことに最初に到着したのはホットケーキだった。手持ち無沙汰な子供たちは、たとえお腹が空いていなくても大人が先に食べ始めると騒ぎだす。先に何か口に放り込んでおくと、とても快適に過ごせるのだ。

直径10㎝ほどのホットケーキが二枚お皿にのっていて、贅沢にも包み紙につつまれたブロックのバターが丸々ひとつ付いてくる。またこの日はまだ夏の終わりだったこともあり、なんと4分の1カットの梨も添えてある。これには感動した。

ちなみに鎌ヶ谷は隣の白井(私の地元)と並んだ梨の全国的名産地。こっちでは梨は「秋の味覚」ではなく夏の風物詩なのである。もはや他の梨が食べられなくなるほどに美味しいが、値段は決してそこまで安くはない。

そんなサービス精神に感動しながらホットケーキを適度に切り分けてヒナ達の口にぶちこむと、なんとも幸せそうな雄叫びをあげ始めた。

その食べっぷりから、早くも確実にもう1セット頼んだ方がいいと判断。追加でホットケーキを注文するためお店の方を呼ぼうとすると、ちょうど私たちのランチが到着した。

ん??

予想外の登場の仕方に面食らう。まさかランチが蓋つきで出てくるとは思わなかった。そして、こちらにもしっかりと梨がついてきているッ!?そしてコーヒーゼリーまで!

ぱかっ

どーーーーーーーん!

いや美味そう!!

明らかに揚げたての海老フライが贅沢に入っている。真ん中にはサラダ、左にはご飯(大盛り)。なかなかのボリュームである。

もともと美味しそうなのに、箱に入っているとワクワク感が増すのはどうしてなのだろうか。思わぬところにお宝があったかのような感覚。なんとも素晴らしい演出である。

もちろん海老フライはサクサク、ぷりぷり。リゾート地のような雰囲気の中で、テンションが上がる。まるで旅に来たかのようだ。いつもと同じ街にいるというのに

ちなみに奥の大きな丸テーブルに座っていたご老人。気がつくとひとりふたりと増えていて、最終的には7人ほどでわいわいと団欒していた。

聞こえてくる会話から察するに、どうやらこの日に申し合わせて集まった会合などではない様子。普段からここで食事をしていて、それとなく自然に集っているメンバーのようだ。いつものサロン、といった感じで、きっと毎日楽しくこのお店で過ごしているのだろう。地元民に愛されている憩いの場。そんな雰囲気を感じる良いお店だった。

子連れのハードルはない

最後に恒例の子連れハードルについての考察。まず駐車場はしっかり広い。入り口は2段だけ低い階段があるが、反対側がスロープになっているので全く問題はない。

店内のテーブル席には間隔のゆとりがあり、ベビーカーでも十分に入店可能、使用可能である。またお店の方は子連れに優しい。

雰囲気としてはガヤガヤすることもできる自然体な空間で、子供の声の大きさを気にしすぎることもない

つまりハードルはゼロに等しいと感じた。子連れでもゆっくり楽しめるリラックスリゾートランチタイムを味わいたい方は、是非ともこの鎌ヶ谷の「ぜんなみ」に足を運んでみてはいかがだろうか。

店舗情報

住所:〒273-0131 千葉県鎌ケ谷市軽井沢1978

駐車スペース20台分ほど
営業時間[月~金]10:00~17:00
[土・日]10:00~19:00
日曜営業
【定休日】水曜日
新型コロナウイルス感染拡大等により、
営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
電話番号047-444-1881
席数50席ほど 別途2階に宴会席あり

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