この記事では大阪府大阪市にあるテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」について、施設の様子や実際に子連れで行って感じたことなどをまとめています。
※写真に写っている方の顔はAIツールで変更してあります。
ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)は、大阪市此花区にある言わずと知れた大規模テーマパーク。アメリカのユニバーサル・ピクチャーズが製作した多くの有名映画やテレビシリーズに基づいたアトラクションがある施設として世界的に有名です。
パーク内はいくつものエリアに分かれており、それぞれのテーマによる世界観を再現したアトラクションやショーを提供しています。来場者はまるでハリウッド映画やアニメの中にいるかのような雰囲気を感じることができるのです。(ご存知だと思いますが!)
カップル、子連れに特に人気のあるエリアとして、ハリーポッターのウィザーディング・ワールド、ジュラシックパークエリア、ミニオンパークなどがあります。またシーズンごとのイベントやパレードも行われ、新しいアトラクションや施設が定期的に追加されています。
パーク内にはさまざまなレストランやショッピングエリアもあり、丸一日を園内で楽しむことも可能。そんなわけであまりの人気ぶりから事前のチケット購入が推奨されており、特に新設エリアは事前整理券の申請が必要となります。
今回はそんなユニバーサルスタジオジャパンに私たち夫婦が3人の子連れで遊びに行って、現場で感じたことや注意点などをまとめさせていただきます!
この記事を書いた人

ルリニコクみみみ。三児の父。音楽家。Webマーケター。28歳のときに第一子誕生。持病のある妻と子育てをするため、コロナ禍前から在宅で働きつつ共同子育てを実施。2021年から家族とのお出かけをブログに書き始める。現在は夫婦で子育てをしながら、ルリニコクというユニットとして活動中。特技は家庭料理とおむつ替え。
子連れで行った感想
大人の満足度
★★★★☆ |
子連れでの行きやすさ
★★★★☆ |
結論からいうとユニバーサルスタジオジャパン、さすがの楽しさでした!
最初に来園したのは私が小学校6年生のときだったので、だいたい22年ほど前。当時との園内の盛り上がりやクオリティの違いに衝撃を受けました。
ヒナたちが小さいこともあり今回はアトラクションに乗ることは最初から諦めていたのですが、それでも十分楽しめます。特にハリウッドやニューヨーク、サンフランシスコの街並みを再現したエリアは、その場を散策するだけでウキウキします。子供たちもクオリティの高い建物の外観や雰囲気などにはしゃいでいました。
ただ、そもそもの目的だった「スーパー・ニンテンドー・ワールド」に入場できなかったのが非常に残念でした。エリアに入るだけでも整理券が必要だったということで、ちゃんと事前に調べていなかったのが悔やまれます。まさか入場すらできないとは…。私たちのこの大失敗はこの記事を読んだ方にぜひ活かしてほしいです。
それでも子供たちは良い思い出をつくれたようで、「マリオワールドに入れなかったのは残念だけど楽しかった」と言ってくれました。マジでちょっと涙が出そうになりましたが、たしかにミニオンパークやキッズコーナーでもとても楽しそうにしていたので親としては少し気が楽になりました。
総じて私と妻はハリーポッターのエリアに一番感動。作り手のこだわりを細部まで感じるクオリティで、「子供の頃に来たあの情けなかったUSJがここまで凄くなったのか」と勝手ながら親心のようなものすら感じたほどです。正直ですみません。
ベビーカーでの来園となりましたが、特に不自由を感じることもなく楽しめました。子連れでも不自由しないお出かけスポットなので、皆さまもぜひお子さんと行ってみてください!
注意点まとめ
そんなわけで、注意点としては
エリアによっては整理券が必要 |
という点です。
「当たり前じゃん」間違えた。「当たり前やん」と思われるかも知れませんが、普段USJやディズニーランドにまったく行かない隠キャファミリーはこんなことですら、見落としてしまうのです。
特に人気の新設エリアは、ほとんどの場合に入場整理券の事前取得が必要。当日枠もあるにはありますが、少なくとも私たちは外しました。あまり当たらないんじゃないかな。
もちろん前もってHPで調べていたのですが、なぜか気づけなかった。そんな概念が念頭になさすぎて、スルーしてしまったのかも知れません。
2025年3月現在でも、スーパー・ニンテンドー・ワールドは事前の整理券が必要となるので、訪問予定の方は注意してくださいね!
それでは2023年の6月某日に、タイムスリーップ!!
関西旅中の訪問
夫の法事という大義名分を得た千葉県ガチ勢の私たち夫婦は、喜び勇んで関西・大阪の地を踏みしめました。
人生初めての大阪を体験する妻の、好奇心でテラテラする眼球。
それを見て何故か私もテンションが爆上がりし、多少大阪にきたことがあるだけのくせに得意になって「あれがこう、どこがそう」と解説。
挙句の果てに、「たこ焼きやねん」と地元の人が聞いたらカニ道楽のオブジェで後頭部をぶん殴りたくなるような気色の悪いインスパイア発言をする始末。
まったく男という生き物は、悲しい存在なのです。
もちろんヒナたちも、初めての土地におおはしゃぎ。異国の言葉が飛び交う大阪駅の表記前で、「おおさかって遠い?」などと時空の捻じ曲がったことをほざきながら、家族みんなでの関西旅を満喫していました。
そんな旅の4日目、私たちは長男が行きたがっていたユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ。
昔は「テーマパークが苦手だ」などとふざけたことを言って頑なだった私の父親も、孫の笑顔を見たい欲望に一瞬で
主義主張を砕け散らしたようで、一緒についてきてくれることになりました。(まあ子連れ的には戦力外ですが。)
ユニバーサルシティ駅を降りる
そんなわけで一行はユニバーサルシティ駅へ。
私はUSJの開業した年に行って、それっきり勢だったのですが、こんな専門性の高い駅があったんですね。(当時からあったらしい。)降りる人はみんなきっと、USJを楽しむために来た人たちなんだなーと思いながら電車を降ります。
ちなみにディズニーランドのある舞浜駅の周辺は工場も多く、学生のころはしばしば地獄の派遣工作員としてこれからディズニーランドを楽しもうとする家族連れを横目に、夢のない国(工場)へと向かっていました。
あれは、辛かった。ここにはそんな悲しい思いをする人がいないでほしいな。
唐突にそのようなことを思い、心を過去の暗雲が覆っていこうとしたその時、目に飛び込んできたのは…
わあ!もう始まってるぅ♡
思わずギャルになりそうなワクワクがそこにはありました。
駅前はもうすでにユニバーサル・スタジオ。
写真のとおり、まさにエンターテインメントへの導線となっていたのです。敷地外にも世界観を引き継いだ建物が並び、そこにはお土産屋さんや飲食店が入っています。
舞浜はこのような雰囲気ではないので、USJならではの戦略かもしれません。
22年前との違いに感動
とはいえ。とはいえ。
私が訪問した22年前は、まさに「USJ=がっかりスポット」。
アトラクションのクオリティも、世界観のクオリティも低く、正直子供ながらに「もういっか。」といいながら鼻をほじりたくなる内容だったことが根深く脳に刻まれました。
もちろん私もマーケターの端くれなので、森岡毅御大による超改革があったということは存じております。
しかし、それでも自分の目で見るまでは信じられないのが人の性。
とはいえ。と呪文のように口ずさみながら6人分の入場料を払い(目ん玉飛び出るわ)、入園審査(バッグの中身チェック)を終えて、いざ入場。
いや、涙で明日が見えねぇ。
YOSHIKIのドラムソロが頭の中に流れるなか、記憶の扉に描いた薔薇、いや古いUSJのイメージは粉々に砕け散りました。
こんなに変わる?
当時はなんの感動もなく目の死んだマグロのようにぬるっと入場した気がするけど、これは普通に感動できるわ。まじで。
なんとなく、園内マップを見るだけでワックワクすんぞぉ。
入場料を見た時は
雑居ビルのトイレでウンコしている時くらい現実的な気分にさせられたけれど、
これなら全然OK!
入場料が気にならなくなるくらいのクオリティだ!
ハリーポッターの世界観がすごい
私たちはまず、ハリーポッターのエリアを覗いてみることにしました。
やはり同業者としては、日本一のマーケターがこだわって作った作品から見ていきたいですからね。
そんなわけでエリアの入り口へ。
おや、なんか木でいろいろ見えない。
でも音楽が流れてる。
ちゃらちゃんちゃらちゃら〜♪
これは、ハリーポッターの音楽だ。サビじゃないから確証はないけれど。
そのまま進む一行。
なんか、車が木に衝突してる。
現実的な退廃感があって、なんだかいい感じ。
ちゃらららちゃらちゃら〜♪
なんか音楽のボリュームが上がってきたぞ??
そしてもう一足、歩みを進めると…
どどーん♪じゃじゃじゃーん♪
ハリーポッターのテーマのサビが大きく流れる中、この光景がばーんと広がりました!
お見事!!!!!
BGMとリンクさせて、木で全貌が見えない道を歩かせて、サビと共にエリアの景色が広がる。
ベリベリお見事!!!!!
これは脱帽でした。このエンタメを味わえただけで、来た甲斐があったといえるでしょう。前情報を全く入れていなかったこともあり、感動してしまいました。
これは売れますわ。
史上最大の大失敗
息子は当時、スーパーマリオにめちゃめちゃハマっていました。
運動会のかけっこでも、走っている最中にマリオの真似をして「んぴょー」と定期的に飛び上がるせいで、ビリになってしまうほど。
私はそんな息子を「スーパー・ニンテンドー・ワールド」に連れていきたい、と思いました。
だからUSJに来たのです。大して調べもせずに。
入園のときに、スーパー・ニンテンドー・ワールドへ入るためには整理券が必要だということを知りました。当日でも申し込み可能、ということだったのでネットで手続きをしましたが、当選がわかるのは3時間後とのこと。
この時点で、負けの香りが漂っていました。
それでもね、最悪、世界観だけ楽しめればいいのです。どうせ当選したって、ひと組30分しか居られないのだから。
マリオの土管やキノピオなどのクオリティ高いオブジェに囲まれれば、息子も満足できる。たとえアトラクションに参加できなくても、それで十分。
しかし、それは大きな間違いでした。
結局、当日整理券はハズレ。それでもエリアの世界観くらいは覗けると思い会場へ来たところ…
ハリーポッターと同じく、木で覆われていて何も見えない!!
マリオのマの字も見えなかったのです。
これは完全に、私の大失敗。意気消沈する息子を見て、人生で初めて悔し泣きしそうになりました。
舐めてました。USJ。
ちょっと、ハリーポッターの仕様を見た時、感動とともに嫌な予感もしたのですよ。
あれ、これマリオも仕様感が同じだったら何も見えないんじゃね?と。そして整理券っていうのはアトラクションの、ではなくエリア全体の、整理券なのではないかと。
思い出しただけでも泣きそうなほどの大失敗。てかいまちょっとウルウルきてる。
不幸中の幸いで息子はポジティブな性格だったので、すぐに元気になってくれましたが、本当に申し訳なかった。本気のごめんねを繰り返したのはいまのところあの時だけかもしれない。
そのくらい悲惨な体験をしたので、しつこいようですが
エリアの入場制限や整理券の取得については必ず、確認してから来場してください!
まじで取り返しがつかないので。
なお息子は飽き性なので現在はマリオに完全に飽きてしまって、いまはマインクラフトに激ハマりしてます。こういう性格で本当に良かった。いや、良くないけど。猛省ちょり。
アメリカの街の再現に感動
気を取り直して、私たちはUSJを満喫することに。
パーク内にはアメリカの街を再現したエリアがあって、それもまたクオリティが非常に高い。
とくに1930年代のニューヨークのエリアは少年心をこちょこちょされました。
ほら、こちょこちょ。
ときどきこんな車が止まっていて、撮影映えする。
こんな生き物にとってもテンションが上がる空間。
ここでお弁当を食べるだけで、チル。
ついつい自由の女神みたいなポーズもしたくなる。
地面に散っていた紙吹雪で遊びたくなる。
路地裏には、なんかぶら下がってる。
こんな感じで、世界観を満喫していました。
ミニオン・パークで大はしゃぎ
USJはヒナたちにとって楽しめるエリアが多くあります。
そのうちのひとつ、「ミニオン・パーク」では、可愛らしいミニオンズたちのオブジェがあり、定期的に見周りにくる着ぐるみミニオンズと記念撮影をすることが出来ました。
んにゃんにゃとよくわからない言語を放ちながらぴょこぴょこと動くミニオンたちは、正直可愛かった。
思わずメルヘンの世界に飛びそうになった意識でしたが、私の父がこのエリアで買ってくれた10センチほどのチェーンつきぬいぐるみが3,000円くらいしたという話を聞いて、ちょっと現実に戻りました。
いやちょっと…高いわ。さすがに。
パーク限定だそうなので、多分もっと安いのもあるとは思いますが…。
園内で食事
正直、この回で私は「高い高い」とまるで赤ちゃんをあやすかのように繰り返している気がしますが、食べ物は意外とそこまで高くなかった印象です。
フライドチキンなどは600円ほどと比較的リーズナブル。それ以外もだいたい1,800円くらいでまとまっています。
もちろん園外と比べたら高めですが、そこまで治外法権的な感じではなかったです。
ただし私たちは人数が多いので、もう出来るだけ安く簡単に済ませることにしました。私が大富豪だったらこんなことにはならないのにと思いながら、ジュラシックパークライドの水飛沫を眺めて黄昏れたのを覚えています。
キッズスペースで遊ぶ
園内をひと通り楽しんだ私たちは、キッズスペースである「ユニバーサル・ワンダーランド」に残りの時間を捧げることにしました。
このエリアはキティちゃんやスヌーピーなど子供に人気のキャラクターの各世界観を凝縮したような場所で、小さなライドがあったりと子連れに特化しています。
少しマーケティングの話で恐縮ですが、USJの大改革の際には計画の第一弾として、子連れ需要の強化のためまずこのエリアが設置されたそうです。
そんなわけで気合いの入った内容となっており、ここだけで正直、1日遊ばせられるほどのボリューム。子連れにとっては非常にありがたいエリアですね!
そして元来、筋金入りのキティラーで、独身時代には中野の銭湯マジシャン「タジマジック」とキティグッズストリートファイトまでした私としては
正直まじで楽しいエリア。
こんなキティドレスなんてもう最高に可愛くて、ヒナたちよりもテンションが上がっていました。
こんな楽しそうな空間や、
こんな可愛らしい空間まで。
行くまでは正直ただのキッズエリアだとしか思っていませんでしたが、大人も全然楽しめました。これだけでも結構価値あるぜ、USJ。良い子連れスポットでした。
帰りの駅の様子
そうして閉園時間を迎え、いよいよ帰りの時。
ディズニーランドのある千葉県ガチ勢としては、ここは覚悟どころですね。
少しだけ早めにパークを出て、駅まで来ましたが、

人間のかたまり〜。
そりゃそうだよね。想定どおり。
ただ、ここからがすごいところ。なんとメガホンをもった駅員さんが人の束ごとに乗車を制限。ちゃんとUSJの閉園時間に合わせて整理をしてくれていたのです。
おかげで、大した苦労もなく電車に乗れました。無理のない満員度合い。
これには感動しました。私たちはベビーカーも使っていたので本当に助かった!!
舞浜駅にもぜひ真似してほしいポイントですね。時期によっては改札数を減らす、などの制限をしてくれるみたいですが、ユニバーサル・シティ駅みたいに毎日ガッツリ仕切ってはくれないみたいです。
そんなわけで大失敗もありましたが、子連れでのUSJは楽しかった!!
ぜひ一度行ってみることをオススメいたします!
施設情報まとめ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
〒554-0031 大阪府大阪市此花区桜島2丁目1−33
駐車場 | 多数あり ※変動が多いので公式ページをご確認ください。https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/access/parking |
電話番号 | 057-020-0606 |
開園時間 | ※変動が多いので公式ページをご確認ください。 https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/park-guide/schedule/park-hour |
料金 | 1デイ・スタジオ・パス 大人 ¥8,600〜(税込) ※入場日によって価格が異なります。詳しくは公式ページをご確認ください。https://store.usj.co.jp/ja/jp/c/ticket ・4歳~小学生は子ども価格 5,091円(税込)~ ・65歳以上はシニア価格 7,700円(税込)~ ・3歳以下は無料 エクスプレスパス(待ち時間短縮のパス) 全年齢共通 ¥4,450〜(税込) |
公式HP | https://www.usj.co.jp/web/ja/jp |
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