今回は千葉県鎌ヶ谷市にある「市制記念公園」について、子連れ視点でご紹介させていただきます。
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鎌ヶ谷市を代表する公園
鎌ヶ谷市の公園、といえば私のような地元の人間がすぐに思い浮かべる場所。ついに、いや今更というべきか。この公園を個別にご紹介する時がきた…という感じではあるが、今回ご紹介するのはそんな「市制記念公園」である。
遠方の人にとっては何のこっちゃといった出だしではあるが、それほどまでにこの鎌ヶ谷・白井周辺で育った人間にとっては馴染みの深いスポットだ。開園は1971年(昭和46年)の10月とその歴史も深い。私個人としても機関車と飛行機がそのまま展示されていたり、ゴーカート場があったりと子供心を鷲掴まれた記憶しかない。
さらにいまは私が子供の頃にはなかった(記憶が正しければ)ような遊具も増え、何重にも子供のハートを突き動かすニクき公園だ。しかもこれだけアトラクションがあるにもかかわらず、入園は無料なのである。
前回ご紹介させていただいた豊かな自然が魅力の「貝柄山公園」とはまったく異なる魅力がたっぷり詰まった場所なので、まだ訪れていない方々にとって子連れお出かけの行き先を増やすきっかけになれるよう、ここからはその詳細をお伝えしていきたいと思う。
2024年7月に水遊び場がオープン
これまで市制公園には水遊びができる場所がありませんでしたが、2024年の7月に、ついにゴーカート乗り場の前、機関車の横あたりに水遊びゾーンがオープンしました!入り口を入ってすぐのところです。
未就学児だけの限定エリアとなっているそうですが、小さな子供にとっては非常に嬉しいゾーンですね!ただでさえ遊具の多い市制公園ですが、水遊び場が出来たことでいよいよ一日中遊べる公園へと進化した感じがします。
残念ながらオムツでの水遊びは出来ないルールになっていますが、幼稚園〜小学生までのお子さんがいらっしゃる方はぜひ着替えをもって遊びに行ってみましょう!
遊具エリアは2ヶ所
さて、まずは遊具エリアについて。市制記念公園には2ヶ所あり、ひとつは上の写真の通称・キノコゾーン(我が家命名)。こちらにはブランコ、砂場に加えて謎の大きなキノコが3本生えており、さらに裏にはこのようなローラー滑り台が備え付けられている。
これらは約30年前の私が子供の頃から存在しており、ローラー滑り台を何故か顔で滑ってしまい鼻血を出したことを覚えている。見たまんまの、そんなに危険なアトラクションではないが、たぶんはしゃいで無茶をしたのだろう。もしくは絶望的に鈍臭かっただけだ。普通に気をつけていればそんなことにはならないから安心してほしい。
もうひとつの遊具エリアはそのさらに奥に存在する。上の写真のように大きな遊具がならんでおり、手前のものも奥のものも私の幼少期の記憶にはないものだ。わりと最近か、早くても公園で遊ばなくなった思春期くらいにできたものかもしれない。
いまはこちらの方がメインの遊具エリアになっているようで、平日休日に関わらずいつも沢山の子どもたちで賑わっている。どちらの遊具も面白そうで、螺旋状の滑り台があったりクライミングがあったりと、うちのヒナたちもハートを鷲掴まれていつまでもエンドレスリピートしていた。
奥の遊具もなかなか楽しそう。みんなが大好きなロープーウェイをはじめ、ガタンガタンと無駄に揺れる吊り橋やちっさい子向けの滑り台もある。ロープーウェイはともかく、奥の遊具に関してはまだアスレチックのできない小さなお子さんでもリピートできるように作られているようだ。どんな年齢の子供でも楽しめるように配慮されているあたり、さすが鎌ヶ谷市のエース的な公園だといえるだろう。
蒸気機関車と飛行機
入り口付近に話を戻すが、公園に入ってすぐ目に入るのがこのD51蒸気機関車である。たしか通称「デゴイチ」というやつだ。(こち亀で得た知識)
これはレプリカではなく実際に常磐線などで走っていた車体。昭和14年11月、385番目に製作されたものだそう。鉄道に興味のある子供なら見るだけでも心から楽しめることだろう。残念ながら中に入ることは叶わないものの、その勇姿は時代を超えて数多の子供たちの人格形成に影響を及ぼし続けている。(きっと)
さらに追い討ちをかけるように、そのとなりには飛行機「青空号」の展示が。もう男の子およびお父さんは目がハートになったまま失禁してしまうレベルに興奮すること間違いなし。こちらも本物の機体で、昭和47年に海上自衛隊・下総航空基地より貸与されたもの。かつて実際に大空を飛んでいたことに想いを馳せながら、ありあまるほどのロマンを親子で感じてほしい。私のように高所恐怖症でなければ、だが。
ゴーカートが最高に楽しい!
そんな機関車と飛行機の展示の周りは、なんとゴーカート場になっている。カートは無造作にそのへんに路駐されており、100円玉を入れればすぐに誰でも乗ることが可能だ。とくに並んでいたり整理券があるわけでもないこのジャンクさが、とてもいい。
カートもパトカーや消防車、サイドカーつきのバイクなど数種類あって、どれに乗ろうとあなた(子供)の自由!ちなみにパトカーと消防車にはサイレンもついており、ボタンひとつで本物さながらに緊急を知らせることが可能だ。
もはや子供がいて楽しいと思える理由のひとつとして、大人になってまたこのゴーカートに堂々と乗れることも挙げられるかもしれない。付き添い、という大義名分は時に親の子供心を満たしてくれるものなのだ。
ジョギングコースと
野球場&テニスコート
子供たちの心を麻薬的に惹きつけ、一生の記憶に確実に自らの存在を刻みつけていく恐るべき市制記念公園。しかし、そのターゲットは決して子供だけではない。公園内はジョギングコースとなっており、さらに野球場とテニスコートもついている。運動が好きな若者やお父さん世代、シニアまでもしっかり囲い込み、もはや「鎌ヶ谷の公園といえば俺だろう?」と言わせるための脅迫とさえ思えるほどだ。
ちなみにこの球場はいま「福太郎野球場」という名称になっており、ここも別所の「福太郎スタジアム」や「福太郎アリーナ」と同様に鎌ヶ谷市を代表する企業・薬の福太郎が冠になっているようだ。もはやラクーンシティにおけるアンブレラ社のようなものといえる。いや、それはまずいか。社内にバイオハザードが好きな方がいたら訴えられてしまう。きっと鎌ヶ谷の地下に生物兵器研究所はない。
管理棟がある!
もうひとつ他の公園と大きく差別化できる点として、この市制記念公園にはちゃんとした管理棟がある。もしトラブルになった場合でもここに駆け込めばなんとかなるという安心感が嬉しい。4階建ての展望台もついているので、万が一我が子を見失ってしまったとしてもここから俯瞰して探すことも出来そうだ。ただし、そんな事態が起きないようにしてほしいが!
駐車場は正門に100台分
気になる駐車場情報だが、正門の横部分の高架脇に100台分が停められるようになっている。また管理棟横にも3台分だけではあるが駐車スペースがあるので、平日の昼間などあまり混んでいない時間帯はこちらも子連れに便利だ。
さらに満車の場合は公園の裏側にある福太郎アリーナに停めることが公式に推奨されている。2年前くらいに福太郎アリーナ周辺と繋がる遊歩道が完成したので、そちらに停めてからのんびりと歩いてくるのも気持ちよさそうだ。
閉園時間があるので注意!
なおこの市制公園には開園時間があり、基本的には9時〜17時となっている。それ以外の時間は施錠されており駐車場も園内も入れないので注意が必要だ。ただし7、8月だけは9時〜19時までと少し長めになっている。また桜の咲く季節も不定期で開園時間が延長されているようだ。
公園なのに時間に追われるのは少し嫌な気もするが、このようにしっかりと管理されているからこそ、この市制公園は安全なのである。子供にとっての強大なワクワクだけではなく、子連れ親にとっても絶対的な安心感を与えてくれるこの市制記念公園。ぜひ鎌ヶ谷市の方だけではなく、近隣の子連れの方も訪れてみてほしいと思う。
なお残念ながらペットを連れての来園は禁止とのことなので、そこだけ注意しておこう!
公園情報まとめ
鎌ヶ谷市制記念公園
〒273-0121 千葉県鎌ケ谷市初富924
駐車場 | 100台(無料) |
大きさ | 37,167㎡ |
電話番号 | 047-445-0285 |
開園時間 | 【公園全体】9:00~17:00 (桜の季節は~21:00) 夏季(7/1~8/31)は9:00~19:00 【バッテリーカー】 9:00~16:00(夏季は~18:00) 年中無休 |
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この記事を書いた人
ルリニコクみみみ。三児の父。音楽家。Webマーケター。28歳のときに第一子誕生。持病のある妻と子育てをするため、コロナ禍前から在宅で働きつつ共同子育てを実施。2021年から家族とのお出かけをブログに書き始める。現在は夫婦で子育てをしながら、ルリニコクというユニットとして活動中。特技は家庭料理とおむつ替え。